ゲームをセーブする

プロジェクトメニューから「Save」を選択すると、現在のゲームポジションと当該ターンのプレイバックをセーブゲームファイルにセーブします。それから、対戦相手もWGPユーザーなら、このファイルを送ってください。対戦相手がWGPユーザーでなくても、アスキー(ASCII)機能のセーブを使って自軍の移動を送ることができます。

セーブゲームイベントは、プレイバックヒストリーに記録されます。ファイルをリプレイすると、プレイ中にゲームがセーブされた場所で、見る人に警告を発します。天下分け目のサイコロを振る直前にゲームをセーブし、それからロードしなおして望ましい結果が出るまでサイコロを振りなおす習慣をあきらめさせるためです。

セーブゲームファイルの順番揃えに使えるネーミングシステムに関する対戦相手との合意は役立つことを発見しました。たとえば、第三帝国(Avalon Hill)の最初のターンの最初の移動を「390301」、つまり1939年、3番目のシーズン(秋)、最初のファイル交換と訳せるように名づけたらよいでしょう。この結果、全ターンがディレクトリの中できちんとなっています。また、セーブディレクトリの下にゲーム毎の下部ディレクトリを作ってディレクトリ内でゲームを別けておくのも良いでしょう。

インターネット・エンコード
この機能は、「Save Game」を選ぶのと全く同一ですが、例外はファイルを標準アスキー文字でエンコードしてインターネット上でE-メールに添付して送るのに適当だということです。自分と相手がE−メールにバイナリファイルを添付できるのなら、このタイプのセーブを使うべきではありません。

Juno とか Genie といった多くのインターネットサーバは、E−メールとしてバイナリ送信をサポートしません。他の形式ならE−メールにファイルを添付できるのですが、ファイルが厳密なアスキー文字である場合のみなのです。WGPのこの機能で、どんなE−メール屋さんにでも通じるフォーマットでゲームをセーブできます。これを使うには、メニューオプション「Encode Save」を使ってファイルをセーブしてください。一度ファイルをセーブすると、セーブしたファイルからテキストをコピーして、E−メール本文にペーストしてください。E−メールにバイナリとして添付してはなりません(これができるなら、「save as normal」モードを使ってください)。

この種のセーブゲームファイルは標準セーブゲームファイルより通常2倍の大きさです。WPGファイルヘッダーアイディンティファー、セーブゲーム本体、WGPファイルトレイラーから構成されているのです。E-メールに添付するなら、このファイルのいかなる部分のいかなるテキストも加えたり変更したりしないように注意してください。セーブゲーム本体は、エンコード文字のブロックの60スペース幅で構成されています。文字が、数字と記号の交わりであることに気づくでしょう。WGPはロードし戻すときに通常のセーブゲームファイルフォーマットにデコードすることができるのです。

E−メール内のWGPファイルの前後に文章を加えられます。ロード機能はWGPファイルヘッダー以前を無視します。また、特定のプログラムが使ういかなる行送りシークエンスも無視しますので、PCかMacを使ってファイルを移しても、WGPはデコードできるはずです。